Microsoftは5月15日(米国時間)、Windows Server 2008 R2 Hyper-VのサポートするゲストOSに「CentOS」を追加すると発表した。Hyper-VはMicrosoftの提供するハイブリッド型のハイパーバイザ仮想化プラットフォーム。Windows Server 2008 R2に同梱されているほか、Hyper-V Server 2008 R2として単体でも提供されている。単体で提供されるHyper-V Server 2008 R2は無償で利用可能。同様のハイパーバイザソリューションと比べて多種多様なデバイスに対応しているという特徴がある。
Windows Server 2008 R2 SP1またはHyper-V Server 2008 R2 SP1でサポートされてきたゲストOSは次のとおり。
- Windows Server 2008 R2
- Windows Server 2008 (x64版およびx86版)
- Windows Server 2003 R2 (x64版およびx86版)
- Windows Server 2003 (x64版およびx86版)
- Windows Server 2000
- Windows 7 (x64版およびx86版)
- Windows Vista (x64版およびx86版)
- Windows XP Professional (x64版およびx86版)
- SUSE Linux Enterprise Server 10 SP3 (x64版およびx86版)
- SUSE Linux Enterprise Server 11 (x64版およびx86版)
- Red Hat Enterprise Linux 5.2、5.3、5.4、5.5 (x64版およびx86版)
このサポートリストにCentOSが追加されることになる。Microsoftは当初、Hyper-VでサポートするLinuxゲストOSとしてSUSE Linuxのみをサポートしていた。次いでRed Hat Enterprise Linuxがサポートされ、今回CentOSが追加されている。CentOSはWebサーバなどを運用するような環境で人気の高いLinuxディストリビューションの1つ。サポート追加要望も多かったと説明がある。