日立グローバルストレージテクノロジーズ(HGST)は1月5日、デジタルビデオ機器(DVR)やセットトップボックス(STB)、HDD内蔵TVなどの情報家電(Consumer Electronics:CE)機器向けに提供している同社HDD「CinemaStar」シリーズに新製品を投入、出荷を開始したことを発表した。
新製品は、3.5型で2TBおよび1.5TBの容量の「CinemaStar 5K2000」シリーズならびに、2.5型で、640GBおよび500GBの容量の「CinemaStar C5K750」シリーズとなっている。
CinemaStar 5K2000シリーズは、1プラッタあたり667GBの容量を実現したHDDで、SATA 6Gbpsに対応。CoolSpin技術の採用による低消費電力化としてアイドルモード時4.2Wの実現に加え、動作時2.4ベルの低騒音特性も実現している。
一方のCinemaStar C5K750シリーズは、1プラッタあたり375GBの容量を実現した5400rpmのHDDで、SAT 3Gbpsに対応。同社のCE向けHDDとして初めてアドバンスドフォーマットに対応することで、記録容量の向上と高記録密度におけるデータ信頼性の向上が図られている。
また、ローパワーアイドル時で0.5W、リード/ライト動作時で1.5Wの低消費電力特性とアイドル時で2.3ベルの低騒音特性を実現しており、CE機器の電源の小型化と冷却のためのファ ンの低減などが可能となることから、システムの製品寿命に関連する冷却や省電力設計を簡素化することが可能となるとしている。