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Googleは2010年9月、検索結果をキーワード入力中にリアルタイムに表示するGoogle Instantサービスの提供を開始した。Googleの検索サイトで検索キーワードを入力すると、その時点での検索結果がリアルタイムにその下に表示されるというもので、ユーザは検索結果を見ながら次のキーワードを入力することができるなど、これまでの検索方法を変えるほどのインパクトを持っていた。

しかし、パワーユーザはこの機能の恩恵を受けにくいと言われていた。パワーユーザはわざわざ検索サイトには飛ばず、ブラウザの検索機能を使って検索エンジンを利用することが多いからだ。Googleは早い段階でこの要望に対応。Chrome 7のアドレスバーでGoogle Instantを利用できるようにし、続くChrome 8でも同様の機能を提供。Chrome 9開発版ではさらに進んで、メニューのオプション、基本設定からGoogle Instantの機能の有効無効を設定できるようになった。

Google Instant機能を有効にしたChrome 9開発版のアドレスバーに単語を入力すると、リアルタイムに検索結果が表示される

追加される単語に応じて表示される検索結果が逐次更新される

Firefoxでも同様の処理を実現できる。InstantFirefox :: Add-ons for Firefoxで提供されているエクステンションをインストールすると、Chromeのようにアドレスバーにキーワードを入力して、その結果を自動的にページに表示させることができるようになる。なお、InstantFirefoxインストール後は同エクステンションを有効にするためにFirefoxの再起動が必要。

InstantFirefoxをインストールしたFirefox 4開発版

空タブページを表示されると、この図のように入力を促される

キーワードを入力していくとChromeと同じように検索結果が逐次表示される

単語を追加すればそれに合わせて検索結果も自動的に更新される

Google検索エンジンを主に使っているのであれば、Google検索ページを表示してから検索を実施するよりも、短縮キーとブラウザで提供されている検索エンジン使用機能を使ってブラウザから直接検索を実施した方がいくらか作業工程を削減できる。ChromeやFirefox+エクステンションを使用するとブラウザからの検索においてもGoogle Instantの機能を活用できるようになり便利。