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MozillaはFirefox 4で新機能追加や機能強化のみならず、UIを大幅に変更する。そうした変更のひとつとして検索フィールドにおける検索エンジンの入れ替えが発表された。デフォルトの検索エンジンがGoogleであり続けることには変わりがないが、検索エンジン候補に新しくBingが追加される。かわりにAnswers.comとCreative Commonsが検索エンジンから削除される。もちろん、ユーザが設定を変更すれば従来の検索エンジンリストに戻すこともできる。

現在の検索フィールドのエンジン候補(英語版) - Refreshing the Firefox Search Bar - The Mozilla Blogより抜粋

Firefox 4における検索フィールドのエンジン候補(英語版) - Refreshing the Firefox Search Bar - The Mozilla Blogより抜粋

このように変更する理由としては、ユーザは参照サイトとしてその多くがWikipediaを利用しており、Answers.comを掲載する根拠が薄くなったこと、Creative Commonsは検索サイトの内容がGoogle検索の結果を引っ張ってくるものへ変わったため、同じくここに掲載する必要性が低くなったことがあげられている。

検索エンジンとしてGoogleがデフォルトであり続けるのは、Googleのユーザベースを考えると妥当といえる。Yahoo!はGoogleとは違ったユーザエクスペリエンスを提供するものとして第2の位置にあり、またこれとは別のユーザエクスペリエンスを提供し最近注目度があがっているとしてBingも追加されることになった。

日本語版での現在の検索フィールドのエンジン候補

Firefox 4の開発版ナイトリービルドOSX版はまだ従来のエンジンのまま

この順序の変更は英語版のFirefoxに限られる。たとえば日本語版ではもともとGoogle、Yahoo! Japan、Amazon.co.jp、楽天市場、Yahoo!オークション、教えて!goo、Wikipedia (ja)、Creative Commonsのように掲載されているエンジンが異なっている。ただし今後、日本語版においても同様の変更が実施される可能性はある。