リチウムエナジー ジャパン(LEJ)は2010年10月1日より滋賀県栗東市に電気自動車用リチウムイオン電池の生産拠点「栗東工場」の建設を開始することを発表した。
計画では設備投資額が約375億円、敷地面積は5万3717m2で、建築面積は2万2100m2、延べ床面積は5万7720m2が予定されている。2011年7月に建築が完了し、その後設備を搬入、2012年4月に生産を開始、2012年夏ごろにフル生産を行うことを予定している。また、フル生産時の従業員数は約700~800名を予定しているという。
フル生産時の年間生産能力は、電気自動車(EV)用リチウムイオン電池「LEV50(3.7V、50Ah)」が440万セル(約880MWh)となり、これは三菱自動車工業のEV「i-MiEV」に換算して5万台分に相当するという。
同社は現在、滋賀県草津市にある草津工場にて、年産60万セル(i-MiEV6800台分)のリチウムイオン電池を生産しているが、加えて、GSユアサ京都事業所内の京都工場において増産ラインの設備投資を進めており、2010年12月より年産100万セル(同1万1000台分)の出荷を予定している。
今後、栗東工場が稼働すれば、草津、京都と併せて3工場合計の年間生産能力は600万セル(同6万7800台分)となることが予定されている。