日商エレクトロニクスは9月15日、ITインフラの包括的な運用管理を行うアウトソーシングサービスの新ブランド「VERICURE」を発表。同ブランドによるサービスの第1弾として、フルマネージドホスティングサービス、システム運用監視サービス、セキュリティサービスの3つの領域におけるサービスの提供を開始した。

同サービスは、2009年9月に資本業務提携を行ったシールドグループホールディングスとの事業協力によって実現されたもので、日商エレは両社の技術リソースを統合した24時間365日稼働のサービスセンター「C3(シーキューブ)」を2010年7月に設置。この基盤を生かしてサービス提供を行う。

今回発表された「VERICURE」シリーズ第1弾として提供されるサービスは、マネージドホスティングサービス「VERICURE Utilityz」とシステム運用監視サービス「VERICURE Management Service Library」、セキュリティサービス「VERICURE SiteScan」の3つ。

「VERICURE Utilityz」にはサービスメニューとして、仮想化技術をベースとしたクラウドサービス「Utilityz Cloud Model」に加え、カスタマイズ可能なサーバ、ネットワークのホスティングサービス「Utilityz Ready Model」、企画・設計からフルカスタマイズ対応にてITインフラ環境の構築を請け負う「Utilityz Cradle Model」が用意される。

「VERICURE Management Service Library」ではITILに準拠した運用アウトソースサービスを提供。運用業務の効率化やガバナンス強化、障害対策、安定化に向けた分析・改善、システム設計、運用設計、監視設計など、広範な領域をカバーする。

「VERICURE SiteScan」はセキュリティ対策のアウトソースサービスであり、ネットワーク、OS、アプリケーション層における脆弱性の定期診断のほか、Webアプリケーションのオンデマンド自動診断やGumblarの被害調査などのサービスが提供される。

ITアウトソーシングサービス「「VERICURE」の提供イメージ