三菱電機は9月10日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が9月11日に日本版GPSとして打ち上げる予定の「準天頂衛星初号機(みちびき)」準備が完了したことを発表した。同社はを主契約者としてみちびきを開発してきた。
同社は衛星のシステム試験に必要な設備をすべて持つ鎌倉製作所で、みちびきの製造からシステム試験まで一貫して行った。種子島宇宙センターへ搬入した後は、機能確認試験や推進薬充填作業などを実施し、今日打ち上げ準備が完了した。
同社はみちびきの発射台がある鹿児島県熊毛郡南種子町の小学生全員373名に、学研パブリッシングの学習冊子「まんがでよくわかるシリーズ」の『人工衛星のひみつ』を贈呈することを予定しており、昨日、茎南小学校全校生徒42名への贈呈を実施した。