Texas Instruments(TI)は、ARMが「Eagle」というコード名で進めている次世代の「ARM Cortex-A」シリーズプロセッサコアの構想や定義に関わる最初のパートナーになったことを明らかにした。このEagleの詳細は今年末に公開される予定である。TIはこのコアを、同社の将来のOMAPプラットフォームに利用することを計画している。

TIはこのプロジェクトに、2009年6月に公式に参加した。これによりTIは、自社の持つ低消費電力なSoCプラットフォームの技術を、次世代ARMコアの定義に活用することができるようになる。これにより、TIは現在のARM Cortex-A9をベースとしたOMAP 4プラットフォームの後継となる、新ARMコアをベースにした次世代OMAPプラットフォームの投入時期を加速することができるとしている。

TIは次世代のOMAPプラットフォームを、より高性能かつ高電力効率にすることを志向しており、同社のSmartReflex電力/性能マネジメントテクノロジを使う事で、従来実現できなかった省電力なSoCプラットフォームが可能であるとする。また、新ARMプロセッサコアが、TIの製品ポートフォリオ全体に利用できるとしている。