Wind Riverは、Adobeが主導するOpen Screen Projectに参加しGlobal Scaling Partnerになることで同社との連携を強化し、Adobe Flash Platformを導入すると発表した。

Open Screen Projectは、Adobeが主導し、70社以上の業界パートナーが参加するプロジェクトで、一般利用者向けに、多様なコンシューマエレクトロニクス機器で一貫したインターネット体験やリッチメディア体験を提供することを目指している。

Wind Riverは、自社のインターネット対応ソフトウェアプラットフォームで、Adobe Flash Player 10.x、Adobe AIR 2.x、Flash Lite 4.xのライセンス供与、配布、サポートを行うほか、これらAdobe製品のインテグレーション、認証、サポートを提供する。AdobeのScaling PartnerとしてOpen Screen Projectに参加することで、同社は、これら製品のライセンスを全世界の企業に直接供与できる、Global Scaling Partnerの一員となる。

同プロジェクトの第一弾として、Flash Player 10.1とAIRをWind River Androidプラットフォームに搭載する予定で、今後もOpen Screen Projectの参加企業として、カスタマと協力しながらAdobe FlashやAIRの機器への組込みや、Open Screen Projectの認証テストスイートへの対応を進めていくとしている。

また、同社は、すでにWind River Androidプラットフォームなどの製品でFlash Liteをサポートしているが、今回のAdobeとの協業強化により、Flash Player 10.1が提供するすべてのWeb体験を実現できるさまざまな市場セグメント向け製品の開発において、カスタマサポートの拡大が図られることとなる。

なお、Adobe Flash Player 10.1のライセンスおよびサポートは、すでに同社で提供を開始しており、Adobe AIRのライセンスおよびサポートは、Adobeによる組み込みおよびモバイル市場向けAIRの発表後に提供を開始する予定としている。