ルネサス エレクトロニクスは7月26日、同社32ビットコア「SH-2/SH-2A」を搭載したマイコン(SH-2/SH-2Aコアマイコン)が、Microsoft(MS)の小型組み込み機器用開発・実行プラットフォーム「.NET Micro Framework4.1」に対応したことを発表した。
今回対応が発表されたのは、「SH7262/SH7264」「SH7216」「SH7619」と、対応のリファレンスボード「M3A-HS64」「R0K572643S000BE」「R0K572167C001BR」「SH7619 EVB」。リファレンスボードにインストールするだけで使用可能で、リファレンスボード用の各種ドライバソフトは、.NET Micro Framework4.1に含まれている。
この対応により、Windows対応PCで開発したネットワーク対応機器用ソフトウェアの、SH-2/SH-2Aコアマイコンを搭載した組み込み機器への移植が容易になる。これにより、よりセキュアなネットワーク接続が容易となるだけでなく、高信頼性かつ、タッチパネル、ボタン操作などの高度なGUIを搭載したシステムの開発期間短縮が可能になるとルネサスでは説明している。
なお、.NET Micro Framework4.1の開発を支援するシステムインテグレータであるTrygTechは米国で、日立超LSIシステムズならびにコアは日本で、それぞれSH-2/SH-2Aコアマイコンをサポートする予定である。