シャープは6月11日、同社の東京市ヶ谷ビルに新たなビジネスを創造する「ソリューション提案&体験の場」として、法人向けショールーム「ビジネスソリューションスタジオ」を2010年6月15日から開設することを発表した。
国内の首都圏地区は、大手法人や官公庁が集中する法人ビジネスの最大の市場であり、同ショールームを活用することで、さまざまな業種別・用途別のソリューションをそうした企業や官公庁に提案していく計画。
また、全国の営業拠点と同ショールームを接続する高画質なテレビ会議システムを設置する予定としており、取引先と同席しているような臨場感ある次世代の商談スタイルを体験することも可能となる。
ビジネスソリューションスタジオは、「ブランディング・ゾーン」「ソリューション・ゾーン」「ラボ・ゾーン」の3ゾーンで構成されており、ブランディング・ゾーンでは大画面マルチディスプレイシステム、太陽光発電システム、LED照明、プラズマクラスターイオンなど、環境や健康に配慮した同社の商品や技術の紹介が行われる。
ソリューション・ゾーンでは、公共施設、店舗、教育、ホテル、医療などさまざまな業種や用途に応じたソリューションを具体的なシーンで提案し、実際に体験することが可能。
そして、ラボ・ゾーンでは、LCDやLED照明などの最新商品の紹介に加え、動作検証や性能評価、コンテンツ再生、取付方法の確認など多目的に活用することが可能なゾーンとなっている。
同社では「エコ&健康」をキーワードとするソリューション提案を軸に、法人向けビジネスの強化に取り組んでおり、今回のビジネスソリューションスタジオ開設を契機に、同社が提案するソリューションと取引先とのビジネスマッチングを実現し、さらなる販売強化に努めていきたいとしている。
なお、同スタジオの見学は予約制となっており、詳細は同社Webサイトにて確認することができるようになっており、予約開始は7月からを予定している。