富士ソフトとAlteraの日本法人である日本アルテラは6月9日、FPGA向けSDXCソリューションを開発したことを発表した。

同ソリューションは、富士ソフトが開発している「SDXCコントローラIP」を、AlteraのソフトマクロCPUコア「Nios II」および設計支援ツール「SOPC Builder」に対応させるというもの。

SDXCソリューションのイメージ図

これにより、AlteraのFPGAに同IPを適用させることが可能となり、現行のSDXC規格の容量と最高速度(104MBps)に対応した組み込みシステムなどを開発することが可能となっている。将来的には300MBpsの転送速度についても対応する予定で、対応したSDXCカードが登場次第、順次対応を図っていく予定としている。

また、SDXCが採用しているexFATフォーマットに対応したファイルシステムであれば、リアルタイムOSなどでも利用が可能となっている。

なお、同ソリューションに組み込まれるSDXCコントローラIPは、現在検証作業が進められている段階で、2010 年8月上旬の出荷開始が予定されており、販売方法は富士ソフトからの直販もしくは、日本アルテラの販売代理店からの提供が予定されている。