米Googleは5月19日(現地時間)、米カリフォルニア州サンフランシスコで開催されているGoogle I/Oカンファレンスで「Google Wave」を全ユーザーに開放したことを発表した。Waveは昨年のGoogle I/Oで発表された新タイプのコラボレーションツールだが、一部開発者やユーザーを対象に招待制のベータテストが行われていただけだった。今回の一般公開にあたって機能面も刷新され、Googleでは「既存ユーザーも改めて試してほしい」と訴えている。
Google Waveの開発は過去数ヶ月でいくつか大きな進展が見受けられる。まずExtentions Galleryが追加されたほか、Robots API v2とActive APIが追加されたこと、そして埋め込み環境ですべてのユーザーがリードオンリーでWaveに参加できる機能が追加されたことが挙げられる。
今回の発表ではさらにApp Engine以外でのRobotsの動作や添付ファイルの各種操作を可能にしたほか、好きなWebページをWaveに取り込める"Wave This" APIやエクステンションなどが提供されている。このほかGoogle Wave Blogでは同サービスの利用例なども紹介されているので参考にしてほしい。