Analog Devices(ADI)は、ポイントtoポイント無線やVSAT(Very Small Aperture Terminal:超小型地球局)などのマイクロ波通信システムをはじめとするさまざまなアプリケーション向けに、RFプリスケーラ「ADF500x」ファミリを発表した。

同製品は、固定分周比1/2、1/4または1/8に対して18GHzまで動作することが可能なほか、公称3V電源を用いて差動100ΩのRF出力を提供し、同社のPLL製品の差動RF入力と直接接続することが可能だ。

500xファミリは、1/2分周プリスケーラ「ADF5000」、1/4分周プリスケーラ「ADF5001」、そして1/8分周プリスケーラ「ADF5002」の3製品が用意されており、消費電力は30mA(アクティブ・モード)、7mA(パワーダウン・モード)を実現しているほか、位相ノイズ-150dBc/Hzも実現している。

すでに供給を開始しており、米国における販売価格は1万個受注時で6.97ドルとしている。