セントラル硝子は4月26日、太陽光発電市場への参入を目指し、結晶シリコン型および化合物型太陽電池モジュールに使用される高透過型板カバーガラスの事業化を決定したことを発表した。

同カバーガラスの事業化に伴い、同社は2009年7月より休止してい三重県の松阪工場の型板窯(ガラス溶解窯)を2011年4月をめどに再稼動することを決定、太陽光発電用カバーガラスの生産を開始するとともに建築用型板ガラスの生産を再開すり。

現在、日本市場におけるカバーガラスは全量が輸入されているが、同社が国内生産にて供給対応することで、国内の需要に柔軟に対応することが可能となる。

また、同社では太陽電池モジュールの発電効率を向上させる目的で、カバーガラスに付加するAR(Anti Reflection)膜の開発など高性能化にも取り組んでおり、今後も低炭素社会の実現に向けて環境・エネルギー対応事業を積極的に推進していく方針としている。