ユビキタスは4月22日、同社「Ubiquitous Network Framework」の開発者向け評価キット「Ubiquitous Network Framework Trial Pack」を発表した。同社Webサイト上にて購入申し込みの受付が可能となっている。
同ネットワークフレームは、すでに2010年3月末で全世界1億8000万台以上の機器に搭載され活用されているソリューションで、同評価キットは、同ネットワークソリューションを活用し、IPネットワーク化の実現を検証するための評価開発キットで、マイコン用開発ボードにソフトウェア開発キットである「Ubiquitous Network Framework SDK」を、サンプルプログラムも含めポーティングしたものをパッケージ化し、開発環境としてすぐに使える状態で提供される。
Trial Packのマイコン用開発ボードには、Ethernet機能を搭載した低価格マイコンの中で実績と定評のある、ルネサス エレクトロニクスの「H8S/2462」および「V850ES/JH3-E」を搭載した「Ubiquitous Network Framework Trial Pack for H8S」ならびに「同V850」、Freescale Semiconductorの「MCF51CN128」を搭載した「Ubiquitous Network Framework Trial Pack for ColdFire」の3種類の開発ボードがラインアップとして提供され、これにより、単なる評価開発でなく、実製品化を念頭に置いた評価を行うことが可能となる。
価格はV850版とColdFire版が10万5,000円でH8S版が15万7,500円となっているほか、10セット以上の一括購入の場合は個別見積もりとなっている。また、同キットは評価用SDKとしての提供のため、実製品で利用する場合にはキット購入者向けに商用ライセンス版を割引価格で提供するとしている。