米Agilent Technologiesの日本法人であるアジレント・テクノロジーは4月13日、最大4.2GSpsに対応した任意波形発生器「Agilent 81180A 任意波形発生器」を発表、即日販売を開始した。主な市場としては航空宇宙・防衛用途のエレクトロニクス機器、無線通信機器などの研究開発部門向けを想定しており、価格は470万円(税別)から、出荷は2010年5月からを予定している。

任意波形発生器「Agilent 81180A」

同製品は最大1.5GHz帯域で、12ビットの垂直分解能の信号を発生することが可能なほか、3段階のシーケンシングと64Mポイントのメモリにより、実環境と同様の複雑な信号を発生することができる。

また、独自のダイナミック・コントロール・コネクタにより、外部アプリケーションからリアルタイムに直接シーケンスをコントロールすることも可能だ。

さらに、同社のペクトル信号発生器PSGシリーズと組み合わせて使用することで、I/Qアプリケーションにも対応可能なほか、低オーバシュートならびに遷移時間600psのジッタを実現していることから、タイムドメイン・アプリケーションなどに適用が可能である。

加えて、同社のSignal Studioへの対応が予定されているほか、MathWorksのMatlab、National Instruments(NI)のLabVIEWといったソフトウェアと組み合わせて使用することが可能となっている。