新年度を迎えたこの週、新しい生活の一歩を踏み出した人も多いことだろう。新入社員に限らず、4月は何かを新しくはじめるには良い機会。忙しいを理由になかなか手を付けられなかったことにあらためてチャレンジしてみるのも悪くない。

すこし遅めの掲載になってしまったが(すみません)、2010年度初となった3月27日(土)から4月2日(金)までの経営チャンネル上位10記事のランキングを見ていきたい。

1位 【レポート】残業代の一部を有給休暇に! 4/1施行の改正労基法で残業手当はこう変わる 3月30日
2位 マイクロソフト、「Windows 7へのお手軽引っ越しキャンペーン」開始 4月1日
3位 【レポート】3Dインターネットは幻滅期から実用モードへ - 内田洋行の教育向けセミナー 3月26日
4位 東芝、韓国の電気機関車向け電気品を受注 3月30日
5位 【レポート】不況を乗り越えて入社した新入社員にトップはどんなメッセージを送ったか? 4月2日
6位 【レビュー】Googleカレンダーとも同期する、高速起動のiPhone Todoアプリ「Ringo Todo」 4月1日
7位 国土交通省、2009年燃費の良いガソリン乗用車ベスト10を発表 4月2日
8位 環境省、風力発電による騒音・低周波音の被害調査結果を発表 3月31日
9位 【コラム】エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち - 第56回 ファンを搾取するオフィシャルサイト0.2。ファンの思いを無視したツケ 3月30日
10位 Office 2010で顕在化したMicrosoftとGoogleのクラウド戦争 - その戦況は? 3月31日

ダントツの1位となったのは、神野恵美氏による4月1日から施行された改正労働基準法についてのレポート。この週、マイコミジャーナル全体の記事の中でもPV数でトップとなった。この改正により、残業代の規定が大きく変わるわけだが、本記事に対するTwitterのつぶやきには「どうせウチの会社には関係ない」「有休なんて普通にしていても取れない」というネガティブなものも多く、企業側が確実に運用してくれないとあまり意味のない改正になってしまう恐れもありそうだ。

意外なほど高いPVを集めて2位となったのはマイクロソフトによるWindows 7へのお引っ越しキャンペーンの記事。好調に売れているWindows 7だが、まだまだWindows XP環境のままのオフィスは多い。Vistaからの移行とは異なり、XPから7にデータを移すのは少々面倒であるのはたしか。これほどアクセス数が多いということは、躊躇する部分があるにしろ、Windows 7への移行を真剣に考えているユーザが相当数存在するという事実を物語っている。

3位となった内田洋行の教育セミナーについてのレポート、この記事で久々に「セカンドライフ」という言葉を聞いて「え、まだやってたの?」と驚いた人も多かったようで、その驚きがじわじわと拡がり、ほぼ毎日、かなりの数のアクセスを稼いだ。本記事では実際に教育現場で3Dインターネットを採用しているケースもいくつか紹介されており、こういったところでは確実に使われてきたようだ。今後の動向も追ってみたいと思う。

4月1日に新社会人となった若者に向け、IT系大企業の社長が出した訓辞をまとめたレポートが5位に。それぞれのトップのメッセージは、新入社員たちの心にどれだけ響いたのだろうか。ちなみに本レポートで一番読まれたのは日本IBMの橋本社長のメッセージである。

今回の1位となった改正労基法のレポート記事のように、圧倒的なPVを集めるコンテンツがあると、それに引きずられる格好でその他の記事のPVも自然に上がる傾向にある。とはいっても、今回も1位、2位とそれ以下ではかなりの差がつく結果に。もう少し、全体のばらつきを少なくしたいところである……。