富士通の前社長騒動で始まった今週だったが、それ以外の話題も全般的に高いPVを獲得することができた。こういうときは集計作業をしていてもたのしい気持ちになる。ランキング担当者としては、毎週こうだとありがたい。

では、3月6日(土)から3月12日(金)の経営チャンネル上位10記事のランキングを見ていきたい。

1位 【レポート】富士通前社長をめぐるドタバタ劇、"事情ご賢察"するために状況整理してみる 3月9日
2位 富士通、前社長の辞任問題に関する開示で東証から厳重注意処分 3月9日
3位 富士通、野副前社長の相談役解任を発表 3月8日
4位 【レポート】ボットや偽ソフトに感染、ガンブラーによる被害は深刻 - シマンテック 3月10日
5位 東京電力、スマートメーターの実証実験開始を発表 3月12日
6位 週明け、仕事モードに切り替える5つの方法 3月10日
7位 リコー、国内販売体制を再編 - 2013年度で売上高7,000億円を目指す 3月9日
8位 米Google、MS Officeとクラウドを融合するツールを持つ米ベンダーを買収 3月8日
9位 HP、1台のPCを複数ユーザーで同時利用する低価格ソリューション発表 3月10日
10位 私もApple CEOジョブズ氏に特許問題で脅された - Sun元CEO シュワルツ氏 3月11日

ご覧の通り、富士通の野副前社長騒動記事が上位3位を独占するという結果に。とくに1位となった大河原克行氏のレポートは2位以下にダブルスコア以上の差を付け、圧倒的なPV数を獲得した。この話題に対する社会からの関心がいかに高いか、よくわかる。4月から就任する山本新社長にとっては最初から難題が待ち受けるきびしいスタートとなりそうだ。

金曜日の午後に掲載したにもかかわらず、東京電力のスマートメーター実証実験の話題が掲載直後からぐんぐん数字を伸ばし、数時間で今週第5位に。今はメーターどうしで通信できる時代なんですね。インターネットで時間ごとの使用状況も確認でき、アドバイスまでしてくれるという。実験開始は10月から。

6位の仕事モードに切り替える方法、週明けでなくても今すぐ活用したいという声が多数。たまった仕事のことを考えるとうんざりするものだが、うんざりする→やらなくなる→もっと仕事がたまる…という悪循環に陥らないよう、その仕事が完了したときのことを想像してみる、というのはいい方法なのかも。

Sun Microsystemsの元CEOであるJonathan Schwartz氏が久々にメディアを騒がす発言をした(10位)。まあ、AppleがSunに脅しをかけていたと聞いてもあまり驚かないが、まさかLooking Glassで脅していたとは! それにしてもLooking Glassだの、NeXTだの、懐かしい名称がいろいろ出てくる記事である。

すっかり年度末であるが、4月から新しい環境で新しいスタートを切る読者も多いのではないだろうか。そうでない人も、4月は新しいことをはじめるには非常に良い季節である。(NHKの語学学習テキストも4月号が一番売れるらしい)。経営チャンネルでも、新たなスキル習得や新スタートの心構えにに役立ちそうなコンテンツを来週あたりから投下していきたい。

来週は編集部の都合により、このランキング記事はお休みします。次回、まとめて2週分の集計結果をお届けする予定。