ユビキタスは3月23日、同社が開発を進めているBoot最適化技術「QuickBoot」のソフトウェア開発キット(SDK)として「Ubiquitous QuickBoot Release1.0」を開発、即日提供を開始したことを発表した。
同SDKには、システム状態を不揮発性ストレージに保存・復元する「QuickBootスナップショットスクリプト」、「QuickBootスナップショットドライバ」「QuickBoot BIOS」の他、メモリブロックの優先復元を制御する「QuickBoot IRA (Intelligent Resource Allocator)」、「Kernel Patch」「ブートローダーサンプル」「マニュアル」などが含まれており、開発者はこれらを用いることで、ターゲットとなる組込みシステムの起動時間の短縮が可能となる。
また、サポート環境は、CPUとしてARMの提供するARMアーキテクチャ(ARM9/11、Cortex-A8/A9 Single Core)に対応するほか、OSとしてはLinuxカーネル 2.6.xに対応している。なお、他のCPUアーキテクチャについても、順次対応していく予定としている。