米Microchip Technologyは、8ビットPICマイコンの新製品ラインナップとして「PIC1XF182X」および「PIC16F19XX」を発表した。

新たに発表された8ビット PICマイコンは、アクティブ電流50μA/MHz未満、最小スリープ電流20nAを特長としており、PIC12F182Xは、同社の拡張ミッドレンジ8ビットコア製品ラインを8ピンセグメントに拡張する製品で、mTouch静電容量式タッチ センシングと通信用周辺機能を搭載している。

また、デュアルI2C/SPIインタフェース、それぞれ独立したタイムベースの複数のPWMチャンネル、データシグナルモジュレータ、設計者が多数の機能を1つのMCUに統合するための周辺機能などが搭載されている。

一方のPIC16F19XXは、mTouch静電容量式タッチ センシング モジュール、LCDドライブ、複数の通信機能、パルス幅変調(PWM)などの周辺機能を搭載しているほか、最大28KBのフラッシュプログラムメモリと多数の拡張機能を搭載している。オンチップLCDドライバは最大184セグメントをサポートし、効率改善を可能とする低電力駆動モードを備えている。また、それぞれ独立したタイムベースのパルス幅変調(PWM)チャネルを最大5つ備え、各種モータや周辺機能を制御することが可能となっている。

PIC16F19XX/1XF182Xのパッケージイメージ

PIC16F182Xのブロック図

なお、いずれもDFN、PDIP、QFN、SOIC、TQFP、TSSOP、UQFNの各パッケージで8~64ピンまでの各サイズが用意されており、単価は1万個注文時で0.69ドル~1.74ドルとしている。