STMicroelectronicsは、3軸デジタル加速度センサの新ファミリを発表した。すでにサンプル出荷を開始しており、量産は2010年第3四半期を予定。単価は大量購入時で約1ドルとしている。

同ファミリには、フットプリントを従来の3mm×3mmから2mm×2mmへと小型化したデバイスの投入が予定されている。また、消費電流を10μA(サンプリングレートは100Hz)に低減した製品なども予定されており、サンプリングレートを下げることで、さらに消費電流を下げることもできるという。

さらに、クリック/ダブルクリック認識、モーション検出/ウェークアップ機能、4D/6D方向検知などの機能が搭載されるほか、温度センサと3チャネルのA/Dコンバータを内蔵したことで、ジャイロセンサなど他のデバイスとの統合も容易となっている。

加えて、多彩な動作モードを提供する内蔵FIFOや、モーション検知、クリック/ダブルクリック・イベント、その他条件の発生を通知する2つの独立したプログラム可能な割込み信号の発生機能なども搭載されている。