翻訳依頼の流れ

では、myGengoの利用方法を見ていこう。

翻訳依頼は次の3ステップで行われる。

まずは言語を選択する。翻訳元の言語と、翻訳後の言語をプルダウンのリストから選択するかたちだ。

myGengoの翻訳依頼画面

続いて、翻訳した文章をテキストエリアにペースト。ここでは、Microsoft Word、テキスト、PDFの文書ファイルをアップロードするといったことも可能だ。なお、テキストエリアには、Google TranslateのAPIを使って言語を判定する機能が搭載されており、文章を張り付けると、上記で設定した翻訳元言語が自動的に改められる仕組みになっている。また、翻訳対象の文章には、メモを付けることが可能。この機能を使えば、翻訳文の背景などを補足することができる。

最後に、翻訳者のレベルを選ぶ。「Standard」、「Pro」、「Ultra」の3種類が用意されており、英語→日本語なら原文1単語につき5円、10円、15円。日本語→英語なら原文1文字につき、3円、6円、9円と設定されている。

依頼をしたら、後は翻訳者からの返信を待つだけだ。ただし、翻訳結果がいきなり納品されるわけではない。まずは、確認用に、翻訳結果が画像ファイルで表示される。問題があれば、この段階で翻訳者に改善を要望することができる。なお、確認用の文章は、画像データとして表示されるため、コピーできない状態になっている。承認を行ってはじめて、翻訳者はテキストのデータを得られる。

翻訳に要する時間は、分量や内容にもよるが、800語程度の英文和訳であればおよそ1時間くらい。400文字程度の和文英訳も約1時間で済むという。Twitterのような140文字程度の和文であれば約10分。A4用紙2ページに及ぶような文章の英訳も、午前に依頼を行えば、夕方には戻ってくるという。

一連の作業の中で、翻訳者の名前やそれにひもづく情報は一切出てこない。ただし、翻訳の出来が気に入れば、翻訳結果を受け取った後の評価画面で翻訳担当者をお気に入り登録することができる(この際も、担当者名が表に出てくることはない)。この機能を使えば、次回以降も同じ翻訳者を指名することが可能だ。