日本ビクターは、独自開発のアルゴリズムにより通常の2D映像を3D立体映像にリアルタイムで変換する「2D‐3D コンバーター」機能、3D映像の撮影や編集作業を強力にサポートする「LRミキサー」機能、「3Dカメラ調整補助」機能などを搭載した業務用3Dイメージプロセッサ「IF‐2D3D1」を2月より発売する。価格はオープンで、市場想定価格は250万円前後。

同機に搭載されたリアルタイム「2D‐3D コンバーター」機能は、同社独自のアルゴリズムにより、既存の2D映像をリアルタイムで3D映像へと変換する。この変換では、出力したい3Dミックスフォーマットの種類が選択でき、様々なシステム用途に対応可能とのこと。また、「LR ミキサー」機能は3D撮影時や編集時に、L/R(左目用、右目用)の2つの映像信号を3Dモニターに表示するための3Dミックスフォーマットに変換して出力する。「3Dカメラ調整補助」機能は、L/Rの2台で構成される3Dカメラの調整補助機能を搭載しており、制作作業を効率化する。L/Rの映像信号比較が可能な波形モニター、画面を任意の位置で区切り、左側にL、右側にRの映像を等倍表示する「SPLIT」、L/Rの2台のカメラの様々な設置条件に対応できる「ROTATION」など、様々な機能が制作作業の効率化をサポートする。

「IF‐2D3D1」は3D映画上映機器世界No.1シェアを持つリアルディー社とJVC・ケンウッドグループとの、技術提携第1弾製品となる