Wind Riverは、Texas Instruments(TI)の「OMAP3」プラットフォーム用に最適化されたAndroidの商用版「Wind River Platform for Android」の提供を開始したことを明らかにした。同製品は、Androidソフトウェア開発キット(SDK)の最新版をベースに検証されたAndroidに完全準拠済みのプラットフォームで、初期パートナーのAdobe、PacketVideo、Red Bend Softwareのソフトウェアをあらかじめ統合し、かつWind Riverのグローバルサポートを付加したもの。
同製品は、同社初のオープン・コンソーシアム・ベースのソフトウェアの商用版で、以下のビルディングブロックと共に提供される。
- 数百の手動テストケースと、最新のAndroid Compatibility Test Suite(CTS)を含む数万の自動テストシナリオとを組み合わせた厳しいプロセスによって検証およびテスト済みのオープンソースのアンドロイドコード
- Adobeの既存のFlashテクノロジ、PacketVideoの携帯端末向けソフトウェア「OpenCORE」、Red Bendのファームウェア・アップデート(FOTA)およびデバイス管理ソフトウェアを含むインテグレーション済みのサードパーティ製ソフトウェア
- 標準のAndroidのユーザインタフェースにかかわる拡張機能および起動スプラッシュ画面、ロックされた待ち受け画面、終了画面、中核電話機能用に追加されたジェスチャ操作の選択などの一般的なブランディング機能用のパーソナル化にかかわるオプション
- フレームワークの拡張機能およびマスターリセット機能、音楽プレーヤ、パフォーマンス管理機能、電力管理機能を含むアプリケーション
- ウインドリバー・グローバル・カスタマー・サポートおよびサービス
- TIのOMAP34xおよびOMAP36xプラットフォームを含む携帯端末向けハードウェアに対する最適化