STMicroelectronicsは、民生機器向けに1軸および2軸のジャイロセンサ13品種を発表した。従来製品比で50%以上の小型化を実現したほか、消費電力の低減や低コスト化を実現したことで、ゲームコントローラやポイントディングデバイス、デジタルカメラの手振れ防止、GPSナビゲーションの推測航法といった民生分野におけるアプリケーションへの適用を狙う。

新たに開発された1軸および2軸ジャイロセンサ13品種

これらのジャイロセンサのパッケージサイズは、1軸品で3mm×5mm×1mm、2軸品で4mm×5mm×1mmを実現。消費電力の低減のために、デバイスを完全に休止させるパワー・ダウン・モードと、回路の一部のみを休止させ消費電力の削減を実現するスリープモードを搭載している。

また、最小0.02dps3/℃の安定性および最小0.01dps/√Hzの出力ノイズ、最大560Hzの計測精度が確保されているほか、30~6,000dpsの角度検出範囲を備えている。

なお、これらの製品はすでに量産を開始しており、大量購入時の価格は2軸品が約2.1ドル、1軸品が約1.8ドルとしている。