エルピーダメモリは11月6日、台湾ProMOS Technologies(茂徳科技)とDRAMの生産委託契約を締結したことを発表した。同契約について、エルピーダは両社のビジネス協力の第一歩になるとコメントしている。

同契約により、エルピーダが供与する先端プロセスによるDRAM技術と製品技術を活用し、ProMOSが台中の中部科学園区に保有する300mmウェハ対応ファブにおいて、エルピーダの1Gビット DDR3 SDRAMが製造されることとなる。製品試作を2010年前半までに完了させ、同後半からの量産を目指す。

ProMOSの台中の中部科学園区に保有する300mmウェハ対応ファブ

なお、ProMOSはエルピーダのパートナーであるTIMC(Taiwan Innovation Memory)のDRAM生産におけるパートナーとしての認定を受けており、TIMCは同300mmファブを次世代製造プロセス研究・開発センターおよび生産拠点として活用するとしている。