米Virage LogicとNXP Semiconductorsは、NXPの先進CMOS IPの所有権と、付随するエンジニアリング機能、施設をVirageへ譲渡する戦略的提携に合意したことを発表した。

同合意には、両社の複数年にわたるライセンシングおよびIP開発に関する提携が含まれており、NXPは設計能力を低下させることなく、コストを削減することができるとしている。一方のVirageはオランダのアイントーベンにR&Dセンターを開設し、継続的なNXPへのサポート、ならびに新たに獲得した先進CMOS I/O、アナログミクスドシグナル、およびSoCインフラストラクチャIPをベースとした新製品の開発を行うこととなる。これらの新製品は2011年初めの製品化が予定されている。

NXPよりVirageに移管されるのは、160名以上の従業員、およそ25の関連特許ファミリを含む、選定された先進CMOSライブラリ、IPブロック、SoCアーキテクチャ、およびその他のクラスの半導体IPに関する資産で、移管条項として、NXPはVirageの普通株250万株と、譲渡したIPポートフォリオのライセンシング売上の一部を受け取ることができる。

さらに、VirageはNXPに3.5年間、譲渡されたIP関連のサービスを提供し、NXPは将来のすべてのSoC設計向けのVirageの標準製品半導体IPポートフォリオに対し、3.5年間のライセンスを受領する。

VirageのIPポートフォリオのサービスおよびライセンスに関して、NXPはこの契約締結から4年にわたり、Virageに6000万ドルを支払う予定。両社は2009年の第4四半期の終わりまでの同契約締結を目指しているが、従業員代表者との協議は未定としている。