米オラクルとオムロンは、製造業における現場の電力消費と二酸化炭素排出量を生産活動に関連付けて記録する新しいソリューションの開発で協力すると発表した。

両社が新たに開発するアプリケーションは、オムロンのセンサーとその他の電力計が計測したリアルタイムの電力消費データを、オラクルのサプライチェーン管理製品「Oracle Manufacturing Operations Center」と連携させるというもの。

オムロンのセンサーは顧客の運用を通じて設備、生産ライン、空調装置、照明の電力消費データを収集。この情報はオラクルの新ソリューションの生産データに統合され文脈化される。

またオムロンは、新ソリューションの開発において、このソリューションの実証実験の場を提供し、将来的には世界中の工場やオフィスへ拡げることも視野にいれた協力を計画しているという。

これにより企業は、電力消費および二酸化炭素排出量の削減に向けた戦略的プランの策定等が可能になる。

なお、新しいソリューションの提供は2010年を予定している。