リコーは9日、プロダクション市場向けのモノクロデジタル複合機「RICOH Pro 1357EX / 1107EX / 907EX」用のオプション「リコー プリンターユニット タイプF5010」を発売した。価格は100万円(税別)。

同製品は、印刷業界で標準的に使用されているElectronics For Imaging(以下、EFI)製の高性能Fieryコントローラ(サーバ版)を搭載したプリンタユニット。RICOH Pro 1357EX / 1107EX / 907EXと組み合わせて使用することで、高速・高生産性、高画質、高耐久性の実現に加え、中綴じ製本やくるみ製本などの後加工を自動化することが可能。

画像は「リコー プリンターユニット タイプF5010」に対応するモノクロデジタル複合機「RICOH Pro 1357EX」

主な特徴として、EFI製のFieryコントローラのほか、最新OSのSystem 8e Release2や、高性能CPU(Intel Core Duo T2500 2.0GHz)、2GBのメモリなどを搭載。大容量のPostScriptデータでも高速処理が行えるとのこと。

また、「RIP While Print」機能によって複数ページを印刷する際にメモリを有効活用したり、「Fiery Smart RIP」が印刷データに含まれるオブジェクトごとに最適なデータ処理を行うによって、効率的なデータ処理が可能となる。

そのほか、多彩なユーティリティによって、ワークフローの効率化や印刷ジョブの管理、様々な編集機能を実現。クライアントPCから、印刷ファイル(PDF / PostScript / TIFF / EPS等)をドラッグ&ドロップするだけで印刷が行えたり、印刷済みや待機ジョブの再プリント、異なるアプリケーションで作成されたジョブのマージなどが可能となる。

同梱のユーティリティソフト「Fiery Remote Scan」により、スキャンしたデータを同製品のハードディスクに保存したり、ネットワーク上のパソコンへの保存も可能。またスキャンデータをE-Mailの添付データとして送信する機能も持つ。