キヤノンマーケティングジャパンは、大判インクジェットプリンタ「imagePROGRAF(イメージプログラフ)」シリーズの新製品として、CADやGIS(地理情報システム)用途向けに、A1ノビ用紙サイズ(24インチ幅)までに対応した「imagePROGRAF iPF605L」を10月下旬に発売する。価格はオープンとなっており、市場予想価格は17万円前後。オプションの専用スタンドは5万円(税別)。
同製品は、同シリーズ「iPF605」の基本性能はそのままに、建築・土木・測量・設備・製造など、各種設計事務所やSOHOでのCAD図面や、プロポーザル用ポスターの快適な出力環境を実現する、コストパフォーマンスに優れたエントリーモデル。CADアプリケーション用プリント言語「HP-GL/2」と「HP RTL」に対応しており、幅広いCADアプリケーションでの利用が可能とのこと。
インクは、高耐候染料4色に顔料マットブラックを加えた5色の「染・顔料リアクティブインク」を採用。普通紙ので黒濃度がアップして文字や線画をくっきりと印刷できるほか、カラーを鮮明に再現するため、CAD、GIS、ポスターはもちろん、ビジネス文書など様々な用途に対応する。
高速と高画質を両立するイメージプロセッサー「L-COA」を搭載し、印刷速度はA1サイズのCAD図面を「普通紙」「はやいモード」に設定した場合で33秒となっている。
また、カセット給紙をなくして奥行きを大幅に削減することにより、省スペース化を実現。狭い事務所内にも設置して利用する事が可能としている。