厚生労働省は10月2日、平成21年8月の一般職業紹介状況を見ると、有効求人倍率(季節調整値)は0.42倍となり、前月と同水準となったという発表を行った。また、新規求人倍率(季節調整値)は0.76倍となり、前月を0.01ポイント下回った。
前年8月の有効求人倍率は0.85ポイント、新規求人倍率は1.21ポイントだった。
8月の有効求人数は1,19万7,944人と前月に比べて0.2%増となり、また、有効求職者数は2,85万9,399人と前月に比べて1.3%増となった。
8月の新規求人(原数値)は前年同月と比較すると24.2%減となった。産業別では、前月に引き続き、製造業(41.3%減)、情報通信業(39.7%減)、宿泊業・飲食サービス業(29.7%減)、卸売業・小売業(28.9%減)、サービス業(27.2%減)、学術研究・専門/技術サービス業(25.9%減)、生活関連サービス業・娯楽業(22.9%減)、建設業(22.1%減)、運輸業・郵便業(18.5%減)、教育・学習支援業(10.2%減)、医療,福祉(8.9%減)は減少となった。
都道府県別に有効求人倍率を見ると、 最も高いのが香川県と島根県の0.59倍で、最も低いのが秋田県・沖縄県の0.28倍となった。