11月4日より、東京・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリーにてGRAPHのヘッドデザイナーである北川一成氏に焦点を当てた「北川一成」展が行われる。
どこか人なつっこい造形と、徹底して細かなニュアンスやテイストまで追求した印刷表現で独自の世界観を創り出す北川一成氏。11月4日よりギンザ・グラフィック・ギャラリーで行われる同展は、ものごとの合理化や概念化、近年におけるコンピュータへの依存の拡大、これらによって引き起こされた人間力の低下に警鐘を鳴らす、というもの。
同展のインスタレーションは、「意識に隠れたもやもやとして見過ごされたものや意識のすき間にある余白あるいは気配を発見する」ことを来館者の身体に働きかけることをねらいとしている。また、多様性、個性が謳われる一方で、現実社会がそれらを否定するように動いていると感じられる今日の状況を受けて、今回の展示空間では展示作品に対して来館者の多様な解釈が前提とされている。なお、会期中には、北川氏によるギャラリートークが行われる予定。詳細はWebサイトにて更新予定とのこと。
「北川一成」
会場 | ギンザ・グラフィック・ギャラリー |
---|---|
会期 | 2009年11月4日(水)から11月28日(土) |
開場 | 11時から19時(土曜は18時まで) |
休館 | 日曜・祝日 |
入場料 | 無料 |