米Tektronixの日本法人である日本テクトロニクスは、同社のスペクトラム・アナライザ「RSA6000」シリーズとして新製品「RSA6120A型」を追加したことを発表した。即日販売を開始、価格は1,180万円(税別)となっている。

RSA6000シリーズの外観

同製品により、Xバンド(8~12GHz)およびKuバンド(12~18GHz)で動作するレーダ・システムや通信システム、コンポーネントの開発、特性評価、デバッグを行うエンジニアは、リアルタイム・スペクトラム・アナライザの持つ信号検出能力、解析能力を利用し、設計、検証、デバッグ作業の効率化をはかることができるようになる。

また、広帯域のスペクトラム管理、監視、情報収集、レーダ測定などのアプリケーションもサポートしている。信号検出とトリガ機能は20GHzまで拡張され、デジタル処理を行うRF機器において、DSPとRF信号の関係を明確に把握することが可能。これにより、さまざまな用途で使用される各種無線システムにおいて検出の困難なRFでの障害発見やトラブルシューティングが可能となる。