Wind Riverは、米Cavium NetworksのARMベースプロセッサファミリ「ECONA CNS3XXX」に最適化を施したソフトウェアプラットフォームの開発、販売を行っていくことを発表した。Caviumは、ネットワーク機器、通信、ストレージ、無線、ビデオおよびセキュリティ用アプリケーション向け半導体ベンダ。今回のWind RiverとECONAのソリューションは、IP電話、遠隔設定、モニタリング、ホームオートメーションなどをサポートするSOHO向け、ブロードバンド接続型顧客宅内機器(CPE)デバイスをターゲットとしている。

Wind Riverでは、同社のRTOS「VxWorks」および「Wind River Linux」ランタイムプラットフォーム、ネットワーク機器テクノロジと、Caviumのプロセッサ製品ライン「OCTEON」および「ECONA」とを組み合わせて活用することで、End-to-Endのネットワーク機器やコンシューマ・デバイス・アプリケーションの構築が可能になるとしている。

ECONAは、シングルおよびデュアルコアのARM11 CPU、統合済みハードウェアアクセラレータのセット、音声・画像・データのシームレスな統合を可能とする一連の入出力システムを提供する。また、電力管理技術の採用により、最低1W未満の電力運用が可能である。