アドビ システムズは、Flashコンテンツの保護ソリューション「Adobe Flash Access 2.0」を発表した。2010年前半に発売される予定。
Adobe Flash Access 2.0は、Adobe Flash Platformの主要コンポーネントで、これまで「Adobe Flash Media Rights Management Server」と呼ばれていた保護ソリューションを強化した内容。次期バージョンのAdobe Flash Playerでは、Adobe Flash Access 2.0で保護されたコンテンツをセキュリティを確保しながら再生できるようになる。
同ソフトは、業界標準の暗号化技術に基づき、コンテンツの改竄や不正使用からコンテンツを保護。また、コンテンツを個別のデバイスや、各家庭も含めたドメインに結びつけることができ、出力にも対応しているため、不正な録画や録音に対する保護を強化できるようになる。
プログレッシブダウンロードやストリーミング、ローカル再生向けダウンロード等の配信手段を通じて企画ベースのMPEG4コンテンツ、およびFLVファイルの配信に対応。保護されたコンテンツは、ブラウザだけでなくAdobe AIR環境で実行されるRIAによる再生にも対応するため、デベロッパーは、Adobe AIRでOSを問わないRIAソリューションを作成できることになる。
その他、Software Development Kitとして提供されているため、受注管理、加入者データベース、アクセス管理、LDAPベースのアクティブ ディレクトリといった既存のソフトやサービスへの組み込みも容易に行える。