米Texas Instruments(TI)の日本法人である日本テキサス・インスツルメンツは、4チャネル内蔵±16V出力D/Aコンバータ(DAC)として16ビットの「DAC8734」を発表した。同DACファミリには、14ビットおよび12ビット品も用意されている。6mm角の40ピンQFNパッケージ、および7mm角の48ピンTQFPパッケージで供給され、1,000個受注時の単価(参考価格)は26.95ドルからとなっている。

同製品は、市販の同種の製品と比較して、使用時間と周囲温度においてドリフトが1/6と小さく、バイポーラ出力でのゼロ誤差の温度係数が±0.5ppm FSR/℃、ゲイン誤差±0.5ppm FSR/℃であり、ユニポーラ出力でのゼロ誤差の温度係数が±0.2ppm FSR/℃、ゲイン誤差±0.5ppm FSR/℃となっている。

また、1積分直線性誤差(最大値、16ビット分解能時)で±1LSB、0.006% FSRとなっている。

さらに、リファレンス電圧の2倍、および4倍のプログラマブル出力範囲により±2V~±16Vのバイポーラ動作が可能である。