昭和電工は、1枚当たりの記録容量334GBを実現した2.5インチハードディスクの量産を本格的に開始したと発表した。

同社は、現在、1.89インチ、2.5インチ、3.5インチの各ハードディスクに縦方向に磁気を記録することで記録容量を増加させることが可能な垂直磁気記録方式の第4世代品の量産を行ってきたが、今回量産を開始した2.5インチのディスクには同社第5世代となる技術が投入されている。

今回開発された第5世代垂直磁気記録方式を採用した2.5インチハードディスク

これにより、2.5インチで1枚当たりの記録容量は第4世代(250GB)比で33.6%増となった、また、現在、1.89インチおよび3.5インチでも第3世代の開発を進めており、実現すれば1.89インチでは、第4世代の120GBから160GBへ、3.5インチでは同500GBから750GBへとそれぞれ容量が引き上げられることとなることから同社では、タイムリーに量産化を進め、高容量化への要望に対応していくとしている。