東芝モバイルディスプレイ(TMD)は、各種産業用表示器機、計測器、医療機器、ハンディターミナル機器などに向けた高精細TFT-LCDモジュールとして、寿命10万時間のLEDバックライトを採用した製品をラインナップに追加したことを発表した。対応画面サイズは5.7/8.4/10.4/12.1の4種類で、解像度の違いにより8品種が用意されている。

開発されたLEDバックライト採用産業用LCDモジュール各種

10万時間の寿命は、MTBFで常温環境(25℃)の条件下での値。これにより、連続使用されることの多い産業用途においても、通常要求される製品寿命をカバーすることができ、メンテナンスフリーで使用することが可能となった。

また、長期運用や厳しい環境下での対応性を考慮し、バックライトユニットの交換構造を採用したほか、パネルメーカーでの追加部品低減を可能にするためLEDドライバ回路を内蔵している。

なお、サンプル価格は3万円からとなっており、量産は10月からの開始が予定されている。