市場調査・コンサルティング会社のシード・プランニングは、シネマコンプレックス事業者や、メーカ(プロジェクター、カメラ、3Dシステム)、スタジオ、ポストプロダクションなど、合計17社を対象にデジタルシネマと3Dシネマについての調査を行った。

2018年のデジタルシネマ率の普及率は83%

同社の調べによると、国内のデジタルシネマの普及率は2010年に全スクリーンの10%を超え、2012年に20%、2014年に40%弱、2018年は80%を超えると予測。2008年~2010年まで3Dデジタルシステムの割合が急増し、その後デジタルシネマ全体が増加する。2018年にはデジタルスクリーン全体に占める3Dデジタルシステムの割合は24%(全スクリーンに占める3Dシネマ比率は20%)になると予想した。

国内のデジタルシネマ/3Dシネマ普及予測

2018年に全世界のスクリーンのうち22%が3Dシネマに

2009年末公開予定の3D映画『Avatar(アバター)』(ジェームズ・キャメロン監督作品)により、映画館に3Dシネマのビジネスメリットが認識されることを前提として行った調査の結果、2010年にデジタルシネマの約半数に3Dシネマを導入。2014~2016年にフィルムでの配給をしない映画も登場し、2018年には世界の全スクリーンのうち、約80%がデジタルスクリーンになり、その28%が3Dシネマに、全スクリーンに対しては22%が3Dシネマになると予想した。

世界のデジタルシネマ/3Dシネマ普及予測