Imagine Cup会場に設置されているメッセージボード。学生たちがたくさんの寄せ書きをしている

ITコンテストという響きは、会場にこもってPCと向き合って……というイメージを想起させるかもしれない。しかし、Imagine Cup 2009は熱気と自由の世界だ。陽気で真剣な学生たちが、持てる技術を駆使してそれぞれのカテゴリ(※)でチャレンジする。その姿は、素直にうらやましいと感じる。ビジネスモデル、開発力、プレゼン力、クリエイティブな発想、それを具現化するスキル……この大会で問われるチカラは多岐にわたる。そのため参加者は理系学生に限られない。ショートフィルム部門や写真部門のように芸術系学生でもチャレンジできる場が用意されている。エジプト大会終了後には、2010年大会のエントリー要項が発表されると思うが、何かにチャレンジしたい、世界を相手にチカラを試したい、そんな思いを抱いている学生はぜひとも挑戦してほしい。現在、大会3日目の7月5日(現地時間)、Imagine Cup会場内の雰囲気を写真でお伝えしよう。

※Imagine Cup 2009の競技部門9カテゴリは、ソフトウェアデザイン/ 組み込み開発/ ゲーム開発/ ロボティクス&アルゴリズム/ ITチャレンジ/ マッシュアップ/ 写真/ ショートフィルム/ デザイン。詳細については公式サイトを参照のこと。カテゴリや規定については毎年改訂されている。

各部門の作品が掲示されるショーケース。会期中はオープンになっており、自由に説明を聞くことができる(各ブースに学生がいれば)。組み込み開発部門はこの場で審査員へデモを行なった。下の写真は組み込み開発部門を訪問するRay Ozzie氏

各ラウンドの進出チーム発表時は会場もいっぱいに

自由に利用できるPCが設置されている。この場所にメッセージボードが置かれており、ちょっとした休憩所にもなっている

休憩できるXboxラウンジ。TVとXboxが数セット設置されており、自由に遊ぶことができる。そういえば、昨年のパリ大会ではホテルで停電が起き、ラウンジのXbox360にエラーが発生した。数台のXboxがそろって暗闇にレッドランプを点灯させている様は壮観だったことを覚えている

ファイナルリストのプレゼンテーションは、2次ラウンドまでと同じルームで行なわれ、その様子はさまざまな場所に設置されたスクリーンやモニタにライブ中継される。写真は食事エリアのもので、食事をとりながら見ることもできる(食事もスイーツも食べ放題)

写真部門ルームに突如あらわれたRay Ozzie氏(左)とJoe Wilson氏。会場内は自由に人が行き来しており、全体的にスケジュールもアバウト。競技に参加する学生は、ややルーズな時間感覚に対応していけるかもポイントになりそう(?)

会場内ではさまざまなチャレンジをしている学生を見る。こちらは写真部門に出場している寺田志織さんと、メンターの瀬尾宙さん。"Kaleidoscope of Cairo, ancient culture facing technology"という部門テーマで作品を制作中

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