英ARMは6月22日、同社のグラフィックスIP「Mali」が解像度1080p対応マルチコアとして、「Khronos OpenGL ES 2.0 API規格」に準拠したことを発表した。

すでに、「Mali-200」は、2008年7月に1080pに対応したGPUとしてKhronos規格に準拠していたが、今回は「Mali-400 MP」がKhronosの公認テストに合格したこととなる。これにより、Mali-400 MPは、OpenVG、OpenGL ES 1.1、OpenGL ES 2.0の3つの主要グラフィックスAPIすべてについて、Khronos規格に準拠したこととなる。

Mali-400 MPは、最大で1Gピクセル/sの性能を提供し、ソフトウェア環境の変更なしで、性能要求に応じた1~4個の任意数のフラグメントプロセッサをサポートすることができるグラフィックスIP。これにより、多機能型携帯電話や統合デジタルテレビ(iDTV)などで1080p環境を再生することが可能となる。

なお、Mali-400 MPの主要グラフィックスAPIの準拠日程は、OpenVG、OpenGL ES 1.1、OpenGL ES 2.0いずれも2009年4月30日となっている。