三菱電機は、sRGBの色管理に特化した24.1型(1920×1200ドット)液晶モニタ「RDT241WEX」を6月5日から発売する。斜めから見ても色変化が少ないIPS方式の液晶パネルを採用しており、初心者でも付属のユーティリティソフトで簡単に色の管理ができる。また、色域をsRGBに絞ることによって、6万9,800円という入手しやすい価格を実現している。

同製品は、色管理に適した液晶シリーズ「Diamondcrysta Color」の新製品。Adobe RGBではなく、sRGB相当の色空間を前提にすることで、動画やWeb制作作業に適した液晶画面となっているほか、広色域を必要とせず、カラーマネージメントにも詳しくない一般のデジカメユーザーにとってハンドリングしやすい製品となっている。同社によれば、通常撮影される画像のほとんどがsRGBの色域を超えることはないことから今回の製品を開発したという。

その他、広視野角のIPS液晶パネル方式を採用し、異なる角度から画面を見てもほぼ同じ色が共有でき、さらに12ビットガンマLUT(ルックアップテーブル)を用いることで、トーンジャンプのない諧調表現が可能。写真やCG動画を編集する際に最適な画質を提供するプリセットの充実、暗部諧調の画像確認に便利な「ブラックレベル切換え機能」の搭載など、多彩な機能が実装されている。

また、キャリブレーションセンサーを使用せずに簡単な操作でカラーマネージメントができるソフト「EASYCOLOUR! 2」も付属。遮光フードもオプションで取り付けが可能となっている。

sRGBの色域における作業を前提にした「RDT241WEX」