F5 ネットワークスジャパン、ヴイエムウェア、日本IBMは、VMwareで構築したx86サーバによる仮想化環境において、災害発生時のシステム切り替え機能を検証、本機能を実現するシステムの構築を日本IBMならびに日本IBMのビジネス・パートナーから提供すると発表した。

今回のサーバ切り替え機能は、本番用とバックアップ用の2つのx86サーバがネットワークで接続されているシステムにおいて、本番サーバと同じ環境をバックアップ・サーバに設定し、稼働させるもの。サーバ切り替え時のIPアドレスの変更を自動的に行い、切り替え後、バックアップ・サーバの複雑な起動処理をすべて自動的に行うことで、災害発生時にビジネスを短時間でスムーズに再開できるようした。

検証環境は、日本IBM 箱崎事業所の「IBM System x 仮想化検証センター」内に設置したIBMのラック型x86サーバ「IBM System x 3850M2」に「VMware ESX」を導入し、「VMware vCenter Site Recovery Manager」とF5の「BIG-IP Global TrafficManager」および「BIG-IP Local Traffic Manager」と連携したシステムを構築。仮想化されたサーバ上の8つのアプリケーションをバックアップ・サーバに切り替わることを確認したという。