インターネットバンキングからの仕訳の取り込みも可能

たとえば、ある得意先への売掛金を確認したいとき、回収されたかどうかは預金通帳でも確認できるが、回収予定は請求書の控えか帳簿でしか確認できない。請求書を探し出すのは結構大変だが、帳簿ならすぐに確認できるはずだ。

こんなときに便利なのが「補助科目」である。「補助科目」は決算書を作成する上では必要ないが、得意先ごとの売掛金などを管理する上では大いに役に立つ。「補助科目」は手書きの帳簿で使用されるが、手書き帳簿の場合、補助科目を帳簿とは別に管理する必要があるので面倒である。

「会計王10」では、勘定科目ごとに補助科目が登録でき、補助科目ごとに残高が集計されるので、売掛金の回収など、個別の対象に対する入出金などを追跡するのが簡単である。もちろん、従業員の給与なども補助科目で管理できる。帳簿を入出金の追跡に利用できるというのも「会計王10」を導入する利点の1つだ。

得意先ごとの補助元帳を表示すれば、取引の履歴をいつでも確認できる。表示条件を限定することもできる

預金通帳ごとに補助科目を登録しておけば、元帳の内容と通帳の記帳内容がピッタリ一致するので、確認が楽である。また、インターネットバンキングのジャパンネット銀行に口座を開設し連動機能を利用すると、通帳の取引明細を「会計王10」に仕訳データとして取り込むことができるので仕訳が不要となる。

ジャパンネット銀行の口座を開設し、所定の手続きをすれば、預金の取引明細を「会計王10」の仕訳データとして取り込むことができる