アップロードしたあとの活用方法
ファイルをアップロードしたら、そのURLを他の人に伝えればよい。ファイル単体を受け渡すだけならこれで終わりだ。だが、もっと掘り下げた使い方もできる。まずアップロードしたファイルをオンラインで閲覧できる。これは画像ファイルであれば簡単なことだが、drop.ioでは「Scribd」というドキュメント共有サービスが提供する「iPaper」を使っており、オフィス系文書ファイル(Word/ Excel/ PowerPoint/ PDFなど)をオンラインで閲覧できるようにしている。音楽ファイルの場合は、Flashベースのプレーヤが表示され、再生することが可能だ。
さらに各ファイルに対してコメントを付与できる。コメントは即座に他のユーザにも反映され、ファイルの左上のコメントアイコンによって、未読コメントの有無もすぐにチェックOK。画面下部にはチャット機能を用意。これを使えばファイルを中心に、他のユーザと会話をしながら作業を進めることもできるだろう。
追加アップロードが容易
ファイルの追加アップロードが簡単な点も特徴だ。スゴイのはアップロードされたファイルが他のユーザの画面にも即座に反映されることだ。ほとんどリアルタイムと言ってよい。このスピード感がdrop.ioのスゴイところだ。チャットと同じ感覚でどんどんファイルを追加していくことができる。
アップロードファイルにメモを残せる
アップロードできるのはファイルに限らない。「Notes」を使うとWYSIWYGエディタを使ってその場でメモを追加できる。メモにはYouTube/ Digg/ SlideShare/ Ustream.tv/ Twitter widgetなどの差し込も可能だ。こうした他のサービスとの柔軟な連携もdrop.ioの魅力。ほかにもリンクを登録することができる。
メールでのアップロードも可能
アップロード方法もWebブラウザに限られているわけではない。たとえば、drop.io利用者に付与されるメールアドレス宛にファイルを送信してアップロードするという方法もある。このほか、電話を使ってボイスメールや電話会議を行い、その結果をdrop.ioに登録する仕組みがある。変わったところでは、FAXで登録する機能やFirefox用アドオンなども用意されている。多彩なアップロード方法をそろえることで、状況に応じた様々な方法を選択できるようになっているのだ。
ファイルの表示形式を変更可能
アップロードファイルの表示形式を変更できる「View」機能が用意されている。デフォルトは「Blog」形式になっているが、たとえば、チャット機能をメインした表示スタイルの「Chat」では、チャット内容とアップロードしたファイルがインラインで表示されるようになる。さらにファイルをリスト表示にする「System」、画像を見るのに最適な「Cooliris」(要PicLens Plugin)など7種類の表示スタイルから選択可能だ。なお、表示スタイルは、ファイルを受け取る側の表示スタイルにも反映される。アップロードしたファイルに応じて最適なものを選択したい。