IDC Japanは4月9日、2009年版のソフトウェア市場定義と国内ソフトウェア市場2009~2013年の予測を発表した。

発表によると、2008年の国内ソフトウェアの市場規模は2兆997億円と推計された。内訳はアプリケーション市場が8,036億円、アプリケーション開発・デプロイメント市場が4,578億円、システムインフラストラクチャ市場が8,383億円。

2008年から2013年にかけての平均成長率(AGR: Compound Annual Growth Rate)は、アプリケーション市場が2.6%、アプリケーション開発・デプロイメント市場が1.9%、システムインフラストラクチャ市場が3.8%と、いずれもプラス成長を遂げ、2013年における国内ソフトウェア市場の規模は2兆4,264億円に達すると予測されている。

IDC Japan ソフトウェア リサーチマネージャーである井上和彦氏は、「現在のような変化の激しい経済環境において、ITベンダーにはいかなる変化に対しても機敏に追従できる能力が強く求められている。先を見越したアーキテクチャ設計力の充実やサポート力の強化は、こうした時代の要求にマッチしているので、強力な競争力の源泉になる」と分析している。

国内パッケージソフトウェア市場 大分類別売上額実績と予測(2005年~2013年) 資料:IDC Japan