オートデスクは3Dアニメーション制作用のソフトウェア「Autodesk Softimage(オートデスク ソフトイマージ)7.5」を発表した。
Autodesk Softimage 7.5はソフトイマージ社の「SOFTIMAGE|XSI」をベースとした、VFX制作やゲーム制作のための3Dソフトウェア。ゲーム、映画・TVなどのコンテンツ制作で広く採用されているSOFTIMAGE|XSIの高性能アーキテクチャを継承。高性能並列処理エンジンやマルチコア対応の開発環境ICE (Interactive Creative Environment) が、コンテンツ制作やツールのカスタマイズをサポートするという。ICEでは、ノードベースと呼ばれる手法により、エフェクトやツールを視覚的に作成することができるプラットフォームを提供。プログラミングの知識がなくてもコンテンツのプロトタイプが作成可能だという。
また「Autodesk Softimage 7.5」は、「UV Unfold(ユーブイ アンフォールド)」や最新版のmental ray 3.7(メンタル・レイ 3.7)といったビュアルコンテンツ制作を支援する機能を備えている。「UV Unfold」では、オブジェクトへのテクスチャの張り込みを簡単なマウス操作で可能とした。また、高性能のレンダリングエンジン、mental ray 3.7では、人肌などの質感設定、動作の残像表現などの画像の作成を、より短時間で実現するという。
これらの機能を備えた「Autodesk Softimage」に加え、上位版パッケージの「Autodesk Softimage Advanced 7.5」も同時発売。Autodesk Softimage Advanced 7.5では、ソフトウェアを起動せずにコマンドラインからレンダリングを指示可能な「バッチレンダリング」ライセンスを5つ提供するという。Autodesk Softimage 7.5 (スタンドアロン)の価格は39万9,000円。Autodesk Softimage 7.5 (ネットワーク対応)は49万8,750円。Autodesk Softimage Advanced 7.5 (ネットワーク対応)は81万9,000円。