「Photoshop CS4」の新機能の中でも、筆者が特に注目しているのが「Camera RAW」の進化だ。RAW現像の時点である程度画像を作り込むことができるメリットは大きく、画像の品質を保ったまま修正が可能となる点は大きなポイントといえる。
進化した「Camera RAW 5」
Photoshop CS4の進化した機能として「Camera RAW 5」は外せないポイントのひとつだ。前回のバージョンアップではトリミングや赤目補正等の機能が追加された。さらに今回のバージョンアップにより、部分的な明るさの補正や切り抜き後の周辺光量補正などが加わった。
最もシンプルな機能だが、印象的な画像を作るのに便利なのが「段階フィルタ」だ。このフィルタはグラデーション状に明るさを調整してくれるフィルタで、空の色を落としたいとき等に使うと非常に便利である。暗くなった部分にノイズが乗ることも無く、画像の品質を保ったまま印象的な写真へと変化させることが可能だ。