NECエレクトロニクスの子会社であるNECマイクロシステムは3日、撮影した顔画像データを複数人の顔画像データベースの中から検出/認証をする機能を搭載した顔認証ミドルウェアを開発したことを発表した。

同ミドルウェアは、同社の九州事業所で開発されたもので、1秒あたり300人の顔画像データの認証を実現する。アルゴリズムには、NECの顔検出/顔照合エンジン「NeoFace」を採用、NECエレクトロニクスの32ビットマイコン「V850」上で動作が可能となるよう、同エンジンの最適化を行った。

今後は、同ミドルウェアの処理性能高速化を目指すとしているほか、同ミドルウェアをマイコン上で実現できる、より高度な画像認識技術と位置づけ、組み込み用途へ向けた製品化を目指すとしている。